人間というトータルが
肉体 霊魂 心
で構成されていて
(算命学思想では この3つの要素で人間をとらえる)
この世のすべてを五分類(五行説)することができるのならば
肉体は木性
霊魂は火性
心は土性
となるだろう。
肉体は目にみえる、有形だ。五行の中で有形なのは 東西横線 「木・土・金」
草花や樹木は イメージの通り、火に放てば容易に燃える。
鉱物や岩石は 火に晒しても変形するばかりで燃え去ることはない。
土は何でも抱く。
「燃えぬもの」と「燃えたもの・燃えるもの」が雑多に混ざり合わさっている。
生きるものの肉体は あるひとつの見方で木性なのだ。
霊魂そのものは目には見えない。
(我のなかで目に見えないものは霊魂や心)
五行の中で無形精神なのは 南北縦線 「火・土・水」
その霊魂を、机上で なんとか 予想 & 理屈で扱えるようにしたものが 五本能であり十大主星 なのだと。その人物と融合しやすい気の鋳型。
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霊魂のエネルギーを発揮することは火が大きくなることであり 肉体という木を燃やす。
逆に 肉体が旺じることによって 霊魂がこころおきなく燃焼する。
(木と火の関係。木生火)
多くの人が 年をとるごとに生きやすくなるのは、体は 西(死・燥) に向かい、燃料として最低限で事足りるからではないか。若い木は水分が多く、くべてもくべても燻るばかり。
霊魂をよく発揮するには ベースに体力が必要だし自分が保有する薪のストックをなんとなく知っているということも大切。 霊魂を認め、煽ることも。
霊魂が霊魂らしくある、
それは 本能でやりたいこと、こうすると楽であることを「それでよし」と認めることである。
葛藤と苦しみがおきれば「それでよし」と味わうことでもある。
霊魂がその人らしく、よく燃えること。
それは心が豊かになること。
火生土。

肉体は分裂によって成長する。
霊魂は融合しつづけ成長する。
そして死をむかえ
肉体は土と融合し
霊魂は分裂してもとの場所へ帰るのだ。