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このホームページのこと

ただ人として、探求者として生活をする算命学者のブログです。
算命学や東洋思想にまつわることを書くときもあれば、
算命学に熱心な方をがっかりさせてしまうような、日常生活や気づきの投稿も多々。
ときどき絵も描きます。

はじめての試みで 癸卯年(2023年2月立春 − 2024年2月節分) の十干別年運を読み、書きしました。
1年間は、ここのメニューにおいてあります。



ななこ

東洋占星術《算命学》の命式精読と伝達。
1990年7月21日 静岡県生まれ。学生時代に「60種類のどうぶつ占い」に感銘をうけそのルーツを辿り算命学にいたる。
心のカサブタのような10代までの家族関係、親から変だ変だ、と言われコンプレックスだった自分の性質が算命学からすると元々決まっていて、じゃあこのままでいいじゃんか、と生きることが楽になる。
フォントの老舗メーカーを退職し、同時に発売されたゼルダの伝説ブレスオブザワイルドをやりこむなど。
独学と趣味、常に関心事の中心である六十干支、算命学を正統に学びたくなり2020年 算命学の教室に入門。
途中、ダブルスクールになる。
知人やそのご家族、ブログを読んでくださった方々からご依頼をうけたり、
どこかで覆面で相談にのったり、占い師として活動。

好きな食べ物 ✷ 雲丹・文旦・カシクルミ・塩むすび・稲荷寿司・蓮根の天ぷら、季節の野生のもの
苦手な食べ物 ✷ 赤身以外の肉部位・サザエ・白子・アボカド・生卵・あんこ

野口整体・体癖 ✷ 九種 – 八種 – 二種
開閉型 九種 (小柄だが脱ぐと締まった体・ぷりけつ・集中力・職人・本質追求・疑う・自己完結・偏愛)
捻り型 八種 (骨太・湿疹・負けん気・弱者のために闘う・皮肉・天邪鬼)
上下型 二種 (首が細い・思考中に足をあげると楽・まじめ・秩序・従順・事前準備)



Nanako
is a Japanese astrologer and painter.
Her astrology is called sanmeigaku 算命学 is based on the theory of Yin-Yang and the five elements.
It helps to verbalize your personality and inner soul and predicts the future from the past by using your birth date.
Finished a BA Degree in Graphic Design at the Tama Art University in Tokyo.

contact: mikawa.tng@gmail.com




― 算命学との出会い ―

「占い」は小さい頃から好きだった。魔女になる、と高校生のときまで父に言いつづけていた。
母の本棚には細木数子先生の六星占術が置いてあって それを熟読する小学生。

大学在学中に「60種類のどうぶつ占い」の精度に驚く。
そこから六十干支なるものにたどり着き 陰陽五行説の見方と生年月日を照らし合わせるうちに
性格的なもの・コンプレックス・親に「おかしい」と言われ「私はおかしいのだ」と思っていた質が
自分のせいではなく 私という個体が自然の法の一部であるゆえに そういうことに着地しているのだ、

おかしいも おかしくないも、価値的な意味付け善悪は 観察者の気分次第・時代と環境による事実外の作用、とほぐされる。



― 禅的な生活・案じたら案じたまま.. ―

20代のころ、京都は東福寺敷地内にあった精神病院(閉院)の元院長、宇佐晋一先生・森田療法に出逢う。
禅思想をくむその療法 を日常でおこなっていく日々。そこから仏教学者 鈴木大拙博士の本を手に取る。

知性でもって心を扱おう、なんとかしようと工夫すると 却って波を増幅させにっちもさっちもいかなくなる。
雷を怖がらないでおこうと用心すると、そうしようとする心と怖いという心の二つに分かれてしまう。
二つに分かれたら分かれたで そのまま放っておく。
外の大事な事柄に身体をもって取り組むと あっという間にひとつになる。

「論理・知性は 心の外」につかうもの。 お仕事や目前の事柄への工夫。
心に手出しなし。自分をこうだと決めつけることのない。


― 占いは諸刃の剣・剣を知り鞘に収める―

算命学の分析を受けとるとなぜここまで精巧に表現できるのか!と もう手をとって抱きしめたいくらい感動する。占いの助力を得ることでストンと生きることが随分楽になる。

けれどどんな占術であれ 結果はその人の全てではない。ということだ。
仮説である。遊びである。なにか道具のようなものである。
天気予報のようなものだ。「初夏・午後から雨」という言葉だ。

事実とは 雨の降り出す前の土のモワッとした匂い、鳥が急いで通り過ぎる、ザー その音、濡れた服が肌につく不快さ、温かいお風呂。

「雨」と腑に落ちたら サッと目の前の事柄にとりくんでいく。
傘を持ってもよし 雨に打たれるのもよし 家に篭るのもよし。

私が「私」とばかり決めてかかるその瞬間にも 心臓は動き 肝臓は解毒し 細胞は分裂する。
わたしは心臓も肝も 自分だというのに、見たことは一度もない。
私が思う「私」が一番偉そうに深刻になっているが 全体のどれほどの箇所だというのか。







UP DATE: 2023. 5.10