夏の畑と冬の遊びのおはなし




春から畑をやっています。


我が家はみなアトピーなので、汗と花粉による痒みのなか、お手入れを頑張りました。
猫アレルギーの愛猫家がいますが、わたしも同じ類なんだろうと思います。


この町は

11月には霜が降り
12月に入ると雪が降ります。

いま、畑は1メートルほどの雪に覆われています。


冬は畑仕事がありません。
(雪からキャベツや人参を掘り起こして食い繋ぐ方もいらっしゃいます)



町の鍼灸師さんによると、ここらの年配の方々は冬の自分たちの様子を「遊んでいる」と表現するのだそうです。


冬は畑仕事をしないで、こたつに入ってテレビをみたりスキーをする。

play の遊ぶでもあるし space の遊びでもあるのでしょう。


もっとも、彼らは「除雪」をしているのですが…。





夏に頑張った分

冬、ご褒美のように畑の置き土産を楽しんでいます。

トマトは3種類植えました。

サンマルツァーノというイタリアの加熱向きトマトがあるのですが、これがよかった。

果肉は赤身肉のように緻密で 艶かしく、種子が少ないから瓶詰めをして「なるほど、加工向きだ」と思いました。



作りすぎてもいけない、と写真にある量を蓄えましたが後悔。

これでつくるトマトシチューのおいしいこと。

手羽先や牛塊などそのときどき手に入った肉と野菜を火にかけ漉したスープストックにトマトをひと瓶加え、牛乳とバター小麦粉で練ったルーを加えてとろみをつけ、岩塩で味つけをします。

シンプルなトマトシチューです。


凍えそうな台所で夏の太陽を食べています。




子どもが3歳になった頃から、誕生日頃に一緒に味噌をつくること3年目。

ことしは自分たちの畑で大豆を育てました。

夢みたいです。



つるのこ大豆はうまく育ちませんでした。土地に合わないのか、撒く時期の問題か。

慌てて「こうじいらず」という北信州の地大豆を200ml 購入して撒いたところ、よく育ってくれました。千葉の畑で落花生がわんさか育ったことを思い出す。


ふつう、カラカラになっていたら バサッバサッ と脱穀が容易でしょうが、霜が降りるか降りないかの時期にさしかかり収穫をしたので一粒一粒 手で剥いて選別をしました。



乾燥させて 1.5キロ ほどの取れ高。

毎年味噌にする大豆は1キロ買うので、多すぎず少なすぎず ちょうどいいです。

一部は翌年の種にして、

約1.2キロを味噌にします。
1.2キロの麹と500gの塩。




容器に蓋をして
年占いを公開し

ドッと肩の荷が降りた節分です。








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