運の呼吸




いま、私たちの体に3歳の頃の細胞は残っていないでしょう。



古い細胞が剥がれ落ちて、また新しい細胞にとってかわるように、運もまた 新陳代謝をしている。



算命学で捉える後天運も 「散」と「合」を繰り返している。

大きなフレーズ・小さなフレーズ それぞれの次元で繰り返してる。


目に見えない運の呼吸。


西洋占星術でみても呼吸がある。


占いは、私たちの気持ちや行動に作用する目には見えない波をとらえようとする試みである。その背景には占術ごとの「法」がある。






算命学を知ったとき

対冲・天剋地冲 に負の感情をいだいた。


このふたつは 衝突で破壊 現象なのだ。




破壊だなんて、怖いと思った。


けれど自分の過去を見てみると、それがなければ 今 はなかった。


ずっと母親のお乳にうっとりしているわけにはいかない。




破壊なしに拡大はない。

拡大の土台は破壊にあり。





(占い的なあれこれはさておき)




生きていると


大なり小なり
心をものすごく揺さぶってくる出来事がおきる。



こうなると思っていたのに、ならなかった。

蓋を開けたら こういうことになっていた。

自分がつくった世界は「思い込み」だった。

果てがあると知った。

突然噛みつかれた。

なんにもなくなった。

とりつくものがない感じ。




ズキン・ぐさぐさ・キーン・どくどくどく





なにかにビンタされたか冷水をふっかけられた気がする。
この世にいないような。いれないような。




突然の出来事もあれば、時間をかけて ゆっくりゆっくり溜まって、地震のように解放される場合もある。




この時期、こうでもしなければ剥がれない、
あなたにとって「剥がれ落ちるべきもの」が落ちていく。


とくに自力では落とせないもの。

あなたには既に不必要なもの。

古い生き方・古い思考・古いパターン



だって しがみついていたかったから。

自発的に放すことなんて無理だった。





この揺さぶりで 目が醒める。


強烈な浄化の時間。




あなたが見るものはこっち。

もうそれはいらない。

泣き叫ぶことが体にとって必要だった。




相談せず 整えず 藁を探さず

もういいやと心の揺れを最大限に感じてみると

体の重心が、上から下へ、腹の方へ落ちて 尻から畳まで落ちていく。
世界が妙にリアリティを帯びる。


なにやってんだ、わたしは。



真っ暗だけど

リアルで

クリアで

静かな心境である。



力み 虚勢 流される。




*



深い深い 〈散〉 と 〈合〉 の間に、人間の変容がある。


台無しにするためじゃない。


合ための 土台が必要なのだ。








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