88

ソファに横たわる祖母に愉気をした。

沈静している祖母に触れると私がいかに力が入っているかわかる。

頭に手をかざすと、涙がでてきた。
きっとこれは 私が泣いているのではない。

「ばあば デブ。もちもち。三段腹。」

口の悪いガキが。

小学生の私は 母には気軽に触れないような気がしたが、祖母には思うままに触った。太っているように見えたし、その なめらかな二の腕を触ると心が充実した。

人は ひとつの命で何度か生まれ変わるらしい。

うわーん。

パソコンが壊れて、

iPhoneのアプリからでは思うように改行できない不自由さよ。