hei/hinoe
基本性格
天上の火、太陽。
明朗快活 からりとわかりやすい
届く限りすべてのものを盛大に育む光
届かないところは知らん
刻々としたペースで明けては暮れる
操作不可 こどもの天心
おかえりなさい
冒険していた心が久しぶりに帰還します。2022年～2024年の期間が 動 とするなら今年は 静 です。心持ちが昨年の感じとはガラッと変わったなと思えるほどコントラストがあります。前へ前へ！未だ見ぬものを知りたい と未開の荒野をミリミリと探索していく昨年の丙さんは恐れを知らない冒険者のようで、青く、どこか暴力的でした。
今年に入ると丙さんは「案内板のある道」「先人に踏み慣らされた道」「すでに通ったことのある道」を歩きたいようです。保守的になり石橋叩くような慎重さに加え、的確な判断力が備わります。気づけば行き過ぎてしまったことにハッとし、原点まで引き返したり、昨年創造した様式のバリをとって丁寧にヤスリがけをする人もあります。
心持ちは安泰。優しいです。
滝が上から下に流れ落ちていくことが順で自明であるように、「そうである」という摂理のなかにあると安心なのです。
残ったものを磨いていく
昨年にダイナミックな動き、壊すこと・捨てること ・改めること・実験・新旧交代・遠征・勉強、に身を投じた者にとって「ここにあるもの」は明らかです。断捨離後のすがすがしい境地があります。不要なものは振動により篩(ふるい)の目を抜け、手元には残るべくして残ったあなたにとってのホンモノしかないのです。
保守、といっても今年の場合は現状維持の時ではありません。「これでいこうか」という頂上らしきものはなんとなく目前にあって、到達がもうすぐだからこそ安全安心に進んでいくための慎重さなのです。今年もまたひとつひとつ何かをつくりあげていきますが、その道のりは ここにあるもの・先例があるもの・古きもの を辿ることとなり、つまり過去に従うので手堅いものになります。インパクトがある目新しいものを探し動き回る必要はもはやないと感じ、既知からセレクトをし、丁寧に丁寧に磨きをかけていくのです。白を知ったら赤にしたかった昨年までのあなたが、白があればより純度の高い白を産み出そうとします。
既にあるものとは、もう言葉通り 目の前のこと・もの・人・考え・スタイル、あなたの世界にある全てもののことですが、占い風に特筆するとこんな感じです。
自他の経験・実績・エビデンスといった数値で語れる確かなもの。
正統・王道・古典 といった先人によって磨き上げられたもの。
書物や師匠によって受け取れる知識。
近かれ遠かれ過去を拠り所にし活用していくのですね。何らかの法則や体系といった骨格の強いもの、エビデンスや統計といった確固たるものに惹かれ、時に偉人の言葉を引用し「この人が言ってること一理ある」と周囲に対して説得力が増し増しになるのと同時に理屈っぽくなるきらいがあります。
上から下へ あるいは 下から上へ
仕事にしろ家庭にしろ、2025年のあなたの関心は「教育」に向きます。あなたが教育をしたり、教育を受けたり。どちらかというと、教育する側にあります。
子供・生徒・部下 といった次の世代を継ぐものに知を注いでいきます。
かつての自分が誰かから教わった王道のやり方・本に書かれているような知識 という普遍的なものから、ご自身の実体験で身につけた教科書にはない暗黙知といったものまで、内容はさまざまです。なんせ昨年のあなたは体でよく学びましたから。
「伝える」というより「合理的に移植する」というイメージです。
やたら子どものことが気に掛かる方もいっらしゃいます。
仕事にも家庭にもバランスよく責任を負っていく心持ちがみられます。
今年周っている星は 静なる学びと教育の星でありますが、この星は「性の異なるものから精を注がれる」という構造から、あなたあるいはパートナーがご懐妊しやすいタイミングです。しかるべくして来た、という感じで驚きより安堵や納得が勝っているでしょうか。いずれにせよ身の回りの準備は万端です。
親について。これまで関心がなかった家業のことを慈しむ気持ちが芽生え 継ぐことを決意するだとか 親を気にかけて支援をするとか、かつて知と愛を注いでくれた原点に対し 責任を負っていく方もいらっしゃいます。
このように身内、特に自分から見て 上や下といった 親子関係を大切にする気持ちが非常に強くなります。身内を案じる気持ちは、ハートフルで情的なものというよりかは、お金や行動といった実際的で合理的な手段によって昇華されるのだと思います。