北信濃に引越してきました。
毎日、忙しく 楽しい。
昭和造りの家に住んでいるので朝は家中の結露をワイパーでとって、きのう飲んだ玄米茶を畳にまき、箒で掃きます。
朝は家の中もおそらく氷点下ですが、わたしはストーブをつけなくてもお日様がでているうちは「やっていける」感覚があります。
痩せ我慢?
そうかも。
けれど、熱を自分の身体にまとっている感じ。
理由は3つ。
ひとつは、常に用事をしているから。
雪かきなんかは 驚くことに 汗をかきます。
ふたつは、ウールのインナー着ているから!
アウトドア企業、mont-bell に救われています。
会社員時代、登山に傾倒していた時期があって、mont-bellで購入していた「メリノウールインナー」が今や 第二の肌になっています。防寒を超えて これが生命になると予測し、千葉にいる時点で上下で2-3枚買い足しました。上質なのでインナーとて結構な値段します。わたしはウールのインナーや毛布、羽布団を購入するために、契約していた「脱毛」を解約しました。返金されたお金で毛を購入しています。今は毛を除去するより毛を纏うことが必要。ワイルドでいこう。
寝る時も活動中も常に着ています。
薄いインナーなのに、あるのとないのと全く違う。太平洋側にいたときは綿のものを好んで選んでいましたが、ここでは布団など綿に身体を入れると氷水に浸ったような感覚。
綿や麻は植物であり静 (あるいみ陰)。
毛や羽根は動物であり動 (あるいみ陽)。
北国は、静・陰、なので 動・陽 のありがたさが大変際立ちます。
布団も肌着も足元も動物のものにして温かい。
動のエネルギーに生かされていると感じます。
普段着はいつもこれ
上
(メリノウールのインナー) + (トレーナー or セーター)+(クリマプラスアウタージャケット mont-bell)
下
(メリノウールのインナー)+(シャミースパンツ mont-bell) + ズボン
足
(絹と毛の5本指靴下) + (毛靴下 FALKE WALKIE LIGHT) + ウールルームソックス
大雪の外出のとき
+スキーウェア
パジャマで震えながらリビングにでて、これらを着用したら熱がもう自分の中にある!
日本酒を飲んで雑巾絞って結露ワイパー片手に家を回遊しはじめます。
みっつめの要素は脂とアルコール。
長野にやってきてから味覚の変化を感じています。
脂と酒を欲するのです。
バタークッキーと日本酒。
どちらもこれまでそんなに好きではなかったのに「美味しい!」と感じるように。
クリスマスのときに取り寄せた 西宮のトラピスト修道院の「ブラッキークッキー」が大変沁みたので、それを真似て、バターたっぷりの自家製クッキーを常備。
材料は
バター、ココアパウダー、てんさい糖、卵黄、小麦粉、ベーキングパウダー
口でホロっとほぐれ、これが赤ワインにも合うのです。
お酒も小さなコップでちょこちょこ摂取。
料理しながら。語らいながら。掃除しながら。針仕事しながら。
しかも酔わない!なぜ!
(ん?…文章が酔っているようにみえる?)
日本酒がどうしてこれまで苦手だったかというと、甘いし、次の日に頭が痛くなるから。
だから焼酎を好んでいました。
お酒が飲める方。自分の身体に馴染む「酒」ってありませんか?
これは風土や民族DNAが決めているのでは、と私は思っています。
北国の友人はビールと日本酒をよう飲んでいるイメージ。しかも揃って酒強い!
今は日本酒とワインが身体に馴染む。
この下の写真にあるワイン、人生史上、とても気持ちよかった。
ワイン詳しくないですし酒屋で《程良いタンニンとカシスを感じさせるさわやかな酸味》と描かれていても「?」という感性なのですが…
このロゼワインは、一緒に飲んだ妹 も ワイン苦手な夫も「!!!」
「亜硫酸無添加」のワインを酒屋でさがしていて、「野生酵母、亜硫酸無添加、無補糖、無補酸、無濾過」というパワーワードに即カゴに入れたもの。
え。ワインって糖や酸を補っているものもあるんだ!濾過するんだー…と初めて知る。
ホームページをみると長野県の東御市でご夫婦二人で作業をされているワイナリーのものらしく。
飲酒というより、なんだか滋養のある黄金色の葡萄のスープを飲んでいるよう。
酵母で発酵して微シュワ。優しいロゼだ。
一緒に食べていたのは、ストーブで焼いたリンゴの生クリーム添え。
合う。夢のようだった。もう1本購入してしまう。
アルコールと脂は 火の燃料としてお馴染みですが人体のなかにも確かに「火」という五行があって寒い地域に住むことによって、却ってはっきりと燃え盛っていることを感じます。
多くの方が ご自身の干支(特に日干支) の風景に親しみや癒しを感じるように、
自分の干支を彷彿させる場所に身を置くと、比和ってクリアになる。
お酒も脂も、環境次第では「サプリ」だ。燃料なのだ。
家も整い、来週から子どもが保育園に通うことになったので、100年ぶりに占いを再開することができそうです。立春にむけて年報を書くことがまず第一。お正月に「今年は書かないの?」と友人からメッセージがきて、楽しみに待ってくれている方もいるんだと気づかされる。
すでに書き上げている干は 甲と乙。
年報を書くことは、ただの 十大主星+十二大従星 に留まらないことが 難しいし深い。
木の経年も考慮する。
木をみながら森もみるように、一つの干を見ながら他の干を感じる。
その木が実際にどのような環境にあるのか。(国勢など)
一つの干というテーマのなかでも個別の支(甲子・甲寅・甲辰・甲午・甲申・甲戌) の位相はどうなるか。
今年の季節に対してその干がシーン別に活かされる在り方を考案する。(守護神的)
空間も時間も左右上下に同時にスキャンしていく、感性のトレーニングのようなのです。