よく人から 不思議体験を打ち明けられる。
占いの道にいるから ハードルが下がり「この人なら引かれないかも」と安心感があるんだろうね。
(すまん、わたしとて 引くときは引く)
引くには引くんだけど 「ない」とは思わない。
わたしの意識世界にはないけれど
その人の意識世界には「ある」んだから。
その人に見えた その人が解った そうだと思うのならそれは まんま … その人の世界だと思う。
でも話し相手が どのように感じるかは別。それは相手の生理的な感情だから。
完結した形にはそれぞれの生きる世界がある。
この原点を算命学では命式….. 悠久に流れる時のある一点を切り取ったもの。と呼ぶんだね。
その点をスワイプアップすると符号が集約している。無限に気が融合する鋳型だ。
「ない」と「ある」の 異なる世界のぶつかり合いだから火種は実体や状況を超えて 言語で燃焼しつづける。
「ない」人には「ない」が事実であり世界だし
「ある」人には「ある」が事実であり世界なのだ
水の人
むすこと同じ保育に通う子のお母さんと片道2時間半くらいのハイキングへ行ってきた。ママ友、というより 会って10回も満たない関係。
なぜハイキングか、というと「山」という接点がみつかったから。
そのお母さんをマコトさん とよぼう。
マコトさんは私を見つけるなり「ずっと ずっと お会いしたかったんです!」と保育園の門外で話しかけてくれた。春から入園する幼稚園が同じだからだろう。そう思っていた。
彼女のご主人は山岳信仰の修験道のお寺の跡取りだ。
だから苗字も 一風変わった 霊験あらたかみのある字面になっているから納得する。
修験道ってどんな感じか、と聞いたら「あの…天狗とかを想像していただければ..笑」という。
家族そろっての信仰もあって 山によく登るのだそう。もちろん富士山にも。
マコトさんは とても美人だ。もう本当に美人なのだ。凛としていて気品がある。稲森いずみをもっと柔らかくした感じ。「神戸の山側のお嬢さん風」といえば関西人はピンとくるだろうか? 幼少期からお茶とお華をやっていると聞いて、まさに!という感じ。
だから彼女が登山をするなんて 想像もつかなかったし、ご主人に代わり 推定13kgの子供をおんぶして登ったことを聞いて絶句した。
心の声 ( もう車騎星ありますやん.. )
わたしは富士山によく登ること。祖母の家が 浅間大社からつづく富士山の山道にあること。妊娠してから今まで山に登れなくて悶々としていること。を打ち明けると
「そこの山にのぼりましょう!!! つぎ息子ちゃんいつ保育園ですか!?」とマコトさん。
心の声 ( もう車騎星ありますやん.. )
もう車騎スピードで話がすすみ、2日後にハイキングが確定した。まって、心の準備。
で、昨日は 山に登りつつ その間ずっと会話をしていたんだけれど
趣向が ちょっとびっくりするぐらい合う。
健康・栄養・生き方・趣味 etc..
彼女はわたしが欲しい情報をもっていて、わたしは彼女が欲しい情報をもっていた。
下山する頃には 話題は深い領域まで到達していた。
彼女とその周りの逸話は 形而上の、不思議体験が多くて、わたしは半信半疑に聞いていた。
山の中だし ちょっと怖かった。
嘘をつくようなお人柄ではない。しっかり現実性もある方だし、それなりの職業に就いていた人。だからこそ半信半疑という聴き方をしていた。
神秘的なものに あまりに傾いてしまえば 生活がおろそかになる。
それはそれで あるのだろうけど。
ここは地球。法がある。
赤ちゃんはおむつが濡れれば泣く。
だからおむつを替えなければならない。
1=1 であるような、「生活」という ぶっつけの現実があれば それでいい。
箒でチリを掃き トイレットペーパーを補充するような、生活の中に大切なことが山ほどある。
それを非生産・有限だとは わたしは思わない。
生活の真っ只中に、1=∞ の瞬間があり安心する。
こちらとて、
「わたしは火の女だから、努力しないと植物を枯らしがち笑」と陰陽五行を交えて言うと
「わたしは土!」という。理由は土をいじっていると 心が落ち着くから、だそう。
いやいや、
もう非常に それは それは
水
を感じる。
壬水だと思った。
- 目。目が、いままでわたしがお会いした日干「水」の人のそれ。半月とかアーモンドの形を連想する目。とくに壬水の人はその傾向にある。(文献では、北方水性の目は 細いとされている。反して火性は大きな目、と。)
- 動物と植物が好きだから。猫の保護活動をされていて、5匹の猫ちゃんと1匹のわんちゃんと暮らしている。(猫の伝えたいこと・状況(?) がわかり、猫側もこちらの言い分を受け取るそうなのだ。そして出産とともにその能力が消えたそうな。)
日干「水」
陽占に玉堂・龍高をもつ人は、
生き物を育むことが上手だし好き。
よく学び、人に教えるのも上手。
地上の水は下に流れる。 地上の火は上にのぼる。
水は生命を育む。
水は智、慈雨。 - 感覚。経験。目の形状のように、この人物と接することによって受け取る、容姿や話し方・考え方・その内容に滲みでる細かな「感じ」。細かすぎてそれぞれを理屈化するにはとるに足りないけれど、ひとまとまりにしていくと「日干、水気かな?」というもの。
下山した喫茶店で 思い切って生年月日を聞いてみると
癸水だった。
中心星は車騎星であった・・・笑
玉堂星は2つもあった。
形而上の話題が多かったので戌亥天冲殺かも、と思っていたら
真反対の辰巳天冲殺グループ。
戌亥天冲殺は、現実(中央)に接する術として精神性・超現実(天頂)を用いるが
辰巳天冲殺は、精神性・超現実(天頂)に接する術として現実・肉体(中央)を用いる。
たとえば現実のお金のやりとりを中央。 引き寄せの法則のような無形のルールを天頂としよう。 戌亥天冲殺は お金(数字)を得たいから まずルールや思想にアクセスして 実際に叶うことを体感しようとする。 辰巳天冲殺は 労働など実際にお金を得る手段のさなか 無形のルール や 独自の哲理を発見する。
自分が欠落している方向は欲望で、傾斜する方向は手段になる。
わたしは マコトさんと遭遇するとアタフタするほどルーズな格好で保育園の送迎にいく。
パーカーにモンペ・ほぼすっぴん。特徴的な見た目ではなかろう。
なのに
「おあいしたかった!」と言ってくれる。
結果、趣向が合致した。
その日あったことを全て夫に打ち明けた。
夫曰く「察しがいい人なんだろうね。」
そういうことが あった。