先月、焼酎と刺身つつきながら書いて一度は捨てた文章




酒のこと


「吉永さんはお酒飲んでるくらいがちょうどええんちゃう?」

会社員時代の飲み会で上司にダル絡みしに行ったとき、言われた言葉だ。


飲み会を利用して、派遣さんから社長までの生年月日を聞いて、命式を居酒屋のトイレだとか帰りの電車で答え合わせをして、ほくそ笑むという変態活動をしていた24歳。(当時はどうぶつ占い=生日観法どまりだったけど)

そりゃそうとも。日干支「丁亥」で命式では甲は透出しておらん。
( 亥の座下にはある。)

燃料が必要である。

荘子いわく「お酒を飲む一番の目的は、楽しむためである」

そうそう。

あまり銘柄とか分からない。味もそんなに美味しいかな?


身体にいれてクワーって熱くなって、周囲が楽しくしているのが楽しい。夫に思想を熱弁しているときが楽しい。

丁の人はたいていそのように見える。お酒をのめない丁もいるけれど。
普段寡黙な丁が饒舌になる。

特に丁未は、批判力と怒りの天南星、座下は (貫索. 龍高. 鳳閣) の干支だから、酔っ払って会社への普段の思いを知的に、かつ熱く批判をしている姿がある。

丁巳のご主人をもつ奥様のお悩みをきいたことがある。年齢はおふたりとも60代。普段は寡黙なのに酒を飲むと人が変わると。中心に車騎があった気がした。女の子に手を出す、言葉が荒くなる、人に強く絡んでいく。

「ご主人はさみしいのだと思います。」

丁巳は王者の星、天将星だ。普段が寡黙だとすると、お酒をのんで人と度を超えて接してしまうというのは、普段、孤独を、責任感を理性でたもっているから。


アルコールの五行は木気→火気だろうね。蒸留酒を spirit という。sprit は他に「精神」という意味合いももつ。木気は東西肉体線だからspirit的 ではない。火気は spirit だ。


お客さん


Essay in Sucheness とは別に、もうひとつ武者修行をしている場所が私にはある。
三河ななこ、という名を消して、祖母の旧氏名を借りてやっている。

サービスを立ち上げたとき、一番最初のお客さんがクレイジーだった。
まず何も評判がないというのに、購入するその勇気がすごいのだけど、
職場の上司についてのご相談だった。

会話はエネルギーのやりとり。そのお客さんとはエネルギーの量がすごく合う気がした。何て言うんだろう… 懐にガッと入ってきて容赦なく無邪気にガーッと文章を書いてくるのだ。
ガーッと書いてもらえると、こちらもガーッとやれるから気持ちがいい。
幽遊白書の幽助と酔のデスマッチのときの感覚。

ここでの文章は「文章を書く」よりも「文章を削る」作業の方が実は多い。

わたしは恐らくちょっとADHDとか、そういう気質が入っているから、
補足というか余談も多いし、余談をつけないと本題の解像度が下がる気がして。
でもそうするうちに聞き手は飽きてしまうと思うから。
大衆に「読まれている」ことを意識して大概、削る。

あれ? 同じ畑?
彼女と話を進めていくうちに、彼女がクリエイティブな業務をしていることがわかる。


もしかして美術大学か芸術大学出身かな?

そう思っていたら、わたしの大学の同じ学部の後輩だということが判明した。


彼女も仮名でやってきたいたし、こちらも仮名だ。

話をすすめるうちにお互いに「あれ?」と。

多くの占い師のサービスから、実績0のわたしの場所に訪れて
なんだか、同じ気(?) をもつ者同士、彼女にピンとくるものがあったのかしらと思う。

P T A


むすこが通う幼稚園のPTAはパワフルだ。

建前上、PTAの入会は任意だが、「親・子・教師 の三位一体」で園の行事をつくっていくので PTAの入会は必至だ。入園して辟易した。

9月からの途中入園だったから、説明会も聞かずに、「うわあ!ここいいなあ!」と勢いで入ったのだった。

熱心なお母さんが多くて、毎月何度か交わし合いがある。

また、PTAのなかで○○の会、とサークルのような活動があり、お母様の8-9割がいずれかの会に所属しているイメージがある。

初めて会合に出席した日、帰宅して玄関で泣いた。夫に靴を投げ、泣いた。そのときは鬱っぽくなっていたんだと思う。どこに住むか直前まで知らされない引っ越し。山籠りからの知らない土地。はじめての通園。仕事の体制組み直し。
安心というのは「変わらない」という 寄りかかれる感覚にあるだと思うけど、そのときは宙を浮いている感じだった。


そんなことがあって、まもなく入園1年が経つけれど、今、PTAと他のお母さんと過ごす時間の「楽しみ」がなんとなくわかってきた。
それは時間が「場」に慣れさせてくれたからだと思う。いつだってそうだ、初めてのバイトの時も1年くらい経過すると楽しくなる。


学年が変わるころのピクニックで

「広報はいらない?」

同じクラスのあるお母さんが声をかけてくれた。彼女も丁亥でYUKIに似ていて可愛い人だった。


(いや、入りませぬ)


とその時は反射で思った。「か、考えておきます」と。
広報は年報のような冊子をつくるから、
わたしがデザイン科卒で、絵が得意だと知って、誘ってくれたのだと思う。



春休み中、「入らない?」が心に残っていて…


YUKI さん、えーっと… わたし広報に入ってみます。


「え!? ありがとーーーーーーーーう!」


え、なに。可愛いんだけど..。


というわけで入ってみて、その他、夏の行事の係にも参加し6月から先週まで、ほぼ毎日幼稚園で活動をしていた。










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