太陽をつくる乙木たち



乙の人を何人か見ていてね、

気づいたのだけど

やたら文章が上手だな。表現に勢いがあるな。あるいは子沢山だな。
= 相生

を感じることが多いのです。



乙が生じるのは 火=丙(調舒)・丁(鳳閣) ですけれど


「この人、絶対 調舒もってるだろうな。」

と思って命式を開くと伝達本能の星、ないんですよ。そういうことが重なりました。


シングルマザーで男の子3人と暮らす 知り合いがいます。
芸術家で、みるからに個性的な格好と生き様をしているんですけどね、
日干支が 乙卯 だったんです。意外すぎて。

乙卯、という干支自体は安定感があるのです。天禄星がでます。
しかし彼女の命式全体を見ると、水だらけなんです。いま生年月日もっていないですけど、豪雨の中の草花なんですよ。根腐れしそうです。

なるほど。

この場合、太陽が生命線。

生じることは出産すること。
絵を描き、物を作り、3人出産して、子供の世界を楽しみ切る。

ご自身の本質にはないけれど、丙(調舒) をつくりだして、そうすることで彼女はバランスを保っているのかと感じました。(もちろん彼女は算命学を知りもしません。)


この間、話しかけてくれたので

夫運ないです。と 本気半分・冗談半分で言ってみたら

「がははははは!!!・・(真顔)・・うん、知ってる。(爆笑)」とバツ2であることをカラっと笑い飛ばしていました。



いま、セッションをしている乙の方はライターで、物書きのプロですから文章が水のように入ってくるのはもちろんのこと、

仕事もお忙しい時期だというのに セッションのための自己開示の長文をつくって、かつ返信が早い、かつ読み物として面白い! 勢いがある。でも人体星図に伝達本能の星はもっていなかったりします。



乙が丙を発揮すると「勢い」みたいなものが出てくるのかもしれません。
草花が太陽をうけてボーボーと繁るように。
2023年の年報にも書いた気がするのですが、丙の調舒は「独りよがり」な表現をすることもしばしば。


今、わたしが読んでいる本の書き手、 坂口恭平さんもSNSでは柔らかいけれど、文章には「勢い」…. いや.. 熱を感じます。しかも狂気のような熱。彼は、毎日毎日、呼吸のように原稿を書いている人です。(貫索・司禄)
日干支は乙巳で、巳は火ですから、もともと熱いけれど、書けば書くほどご本人の心(乙)も旺じてくる感じ。それでは燃え尽きてしまうから(彼は躁鬱病を患っていた。) 水も必要で、彼自身、きっと習得行為(水)もハンパなくやっているのだと思う。伝達と習得の、無尽蔵な循環ができているような。



…….


話とんじゃった。


水浸しの乙に太陽をつくるだとか、
こういうのを守護神というのでしょう。

わたしは 方位守護神法 と 全体守護神法 を習いましたが、
それとは別に(?) お悩みと命式の情景をみて、直感的に「欲しい」と思った自然物を勝手に選定しています。そこから星を出して、それは楽(中庸)に生きる活動のヒントとなります。

この作業が大好きなんです。

守護神法は暗記じゃなくて、理論があった上での直感も大切だと思っています。風景見てんだもん。
ここに占者の力量というか個性というか、自然観がでてくるのだなあと思います。


一応、教科書的なセオリー…丁だったら甲、丙だったら壬、も確認します。それと意見一致なことも多いのですが 全体をみたら「むしろこの要素入れたら引き立つんじゃないか?」という場合もあります。




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