土に教育があるとしたら


ある算命学の本で 土性地支一気格 (土に偏った命式のことです)
を紐解くと「教育方面で成功します」と書かれていた。

わたしはそれにあまりピンとこなかった。

教育、といえば 水性 と思っていた。

教育といえば 玉堂! お金といえば 禄存!司禄!

「といえば」

百人一首のような考えにとりつかれていると息苦しい。











土は 他の四要素、木 火 金 水 を含んでいる



土中には

水分
植物や動物、微生物などの多様な生き物
過去に河川から流出したミネラル 火山灰
動植物の死骸・糞

雑多なもの 雑多な記憶が 共存している

堆肥をつくるために畑から頂いたミミズ(隠れている)




重力があるから、全ては土の気から離れられない。

欲しいと思っても、実はもうあるし
いらないと思っても、(無重力に行かない限り) 手放せない
死のときでさえ 土は共にある。


いま・ここそのもの、のこと。



土は、四行が帰る場所
四行を引き留める場所

土はいつでも還ってくることを待っている




水と土の教育



算命学で「教育」といえば水性だろう。水は智徳のことだ。

水は 上から下に流れる
だから水性的な育みも上から下に流れる

先生が生徒に 知識や考え方を 伝授するように
教える側と教えられる側という主客があると、(今のところはそう思う。)

玉堂・龍高は 「生じられ(与えられ)」できたエネルギーの星だ。





土は育むが 直接に教えはしない。
さほど知的な場所でもない。主客は明確にない。
フラットで受け身な場所だ。



教育が意図的なものとすれば、土は「教育」とは違うかもしれない。


でも 土性地支一気格の記述にあったように 土に 「教育み」 があるとすれば..



その人が現実で再起するための足場をつくってやること



役目を終えたもの・ボロボロになったものを寄り合いによってそっと温める場所。

土は決して急かさない。変化してもいいし、留まっていてもいい。

その人たちが変化すれば、「私」の質も変化する。

なんなら「私」も皆と同等に育つ。

土はこの世の最後の場所で ホーム。




水の教育 → teach, educate, give
土の教育 → cultivate, groom, nurture





友人のご主人が 大学の教授をやっていて命式を観させていただいた。
中央は玉堂だったが 仕事の場所・東方に司禄星がある。

仕事(教授職) で よく発揮されるのは
ゼミのような小さな学びの場をつくって
生徒さんたちと一緒になり 自分も研究をすること。

知らず知らずに 生徒に育まれ 生徒を育む。無意識と思う。



また土の教育を 思索しているとき ふとよぎった人物が「夜回り先生」こと水谷修さん。彼は高校教諭時代に夜の繁華街をまわり少年少女と向き合ったそう。


命式をみると中央と東方が「陰土=司禄星」。



水谷さんのことは よく知らないが

凶暴であろうが優秀であろうが どの子もひと抱えする器。
戊土からできた司禄星だから 自分は不動なんだけれど
南方に龍高があるから、生徒に対し いてもたってもいられないんだろう。

彼らの 話を聴いて 伝え 寄り添い その結果 自分の懐に入ってきたものを温かく迎える。

おそらく、寄ってこない者には無理強いをしない。

僕という場所もあるよ、と。

場を提供する。




おむつの袋でじゃがいもを育てる


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