算命学市場を他業種に代入してポジションを考察する



算命学を使ってご相談をうける下準備として 友人知人の鑑定をしています。


共有の仕方、参考資料をふくめ 陰陽説・五行説を知らない人にどうやって理屈をもってお話ししていくか、そういう鑑定の仕方を模索しています。もはや理屈はいらないんじゃないか、と思われるでしょうが完全な「理屈抜き」でポンと答えだけを納品することは考えていません。こうだから、こうだよ。と説明したいです。


日曜日に大きな仕事を終えました。友人Y とその恋人、家族のことをひっくるめた絡みの鑑定です。友人は超多忙の会社員(イラストレーター)。今が繁忙期で帰宅も深夜なのでZOOMで鑑定することもできないでしょう。わたしは口下手なので今の状況でクォリティを担保するなら文章が確実だと、PDFで鑑定書をつくりました。



結果、A5 30ページのボリュームとなり 文章だけで伝えるデメリットも多いに感じました。五行の相生相剋なんて、お客さんに命式を見せて、わたしが鉛筆を握り、ササッと説明したら分で済むものが文章で表現をすると時間がかかること。画像添付しすぎたら重くなりますし。


「ああ!もっと伝えたいっ」という思いをいだきつつ、編集ソフトの動きが鈍くなりだしたので打ち切ることに。InDesign ほしいのだけど、赤字になってしまう。




友人は仕事帰りに長い長いそれを読んでくださり、泣いて喜んでくれました。ご相談を承ったこちらにとっては、とても嬉しい言葉をいただいたのに「いや こんなん感想の前の深呼吸でしかない まっててね」とまた改めて彼女から感想が届くそう。彼女はプロの出版業界の人なので、鑑定内容だけでなく「納品物」として美しいかどうか、読みやすいかどうか、も評価してくれるそうなのでドキドキしています。


自分が算命学を介してどうやって社会に立脚するか、と考えたときに 別の業界に置き換えてみてみました。同じ業界で考えると煮詰まってしまうのですが、別の業界に代入すると発想が拡がってゆくんです。そういう作業を夜な夜なしてゆきました。

いままで自分が「心地よい」と思ったサービスと空間を提供する施設や人々を列挙します。
ここ美味しい!という評価だけじゃなく、もう特別な 誰にも教えたくない場所レベルのものを記憶から探してノートに並べます。


青森のあの宿は1泊いくらだったっけ? ホームページはどんな風? なぜ価値があるんだろう?
自分がパン屋さんだったら、大きなパン屋さん?小さなパン屋さん?
何にこだわる?なぜその価格にした?お客さんの範囲は?どこに立地する?


そんな風にいろんな業界に首をつっこんでいくうちに一番 算命学という業界にマッチするのが医療の世界なんですよね。例え話には、もってこい。



算命学は技法だけでいえば、引き出しが多すぎるので一般の人に対し、技法の陳列にはあまり価値がないと思っています。クライアントから具体的に「こんな仕事をしているんだけど、どうやったら転職せず、この職場で上手く立ち回れるか知りたい。」とかいう風に具体的に相談のボールをぶつけてくれると、こちらとしてはとっかかりができるし、ピンポイントに絞った効果的な鑑定を渡せるんです。


それは臨床医学の世界と似ている。


「さいきん蕁麻疹がでるのだけど、授乳をしている。けれど眠くならない薬がほしい。」という患者がきたら、その時々に、数多ある薬からふるいに落として残ったものを処方をする。日常生活のアドバイスを添える。患者のニーズに合う薬がなければ、患者に「授乳か眠気」かどちらかを諦めてもらわなければならない。


どうしたい?何に困っている?がなしだと、『人間ドック』になるな、と思いました。
ただ「自分を知りたい!」という人は人間ドックですね。


① 人間ドック ▶︎ 総合鑑定書。自分の本質や才能、後天運を羅列したボリューミーな鑑定書
② 臨床医学 ▶︎ 問答形式 + プチ鑑定書


臨床医の世界が「占い師」だとして、算命学の世界には臨床医だけじゃないんです。そもそも算命学は「占い」の世界じゃないんですよ。算命学は殷以前の時代から練り上げられた思想であって、人間生活に根ざした思想・予知でありつつも、いつしかそれを追求する専門家だけが理屈を知りうるという状況にならざるを得ず、悩める民間とを繋いだのが「占い」という手段だったんです。

お客さんをとらずに生徒さんをとっている教授もいれば、養老孟司のように東大医学部の研修医の時点で、患者と接する臨床にお手上げして、解剖学へ進む人もいらっしゃる。日向にあたらない研究の道ですね。


臨床医だとしたら、どんな風に?


開業医、開業医でも保険外診療をメインに据える医者、市民病院に所属する医者、海外に派遣される医者、山の登山者のための診療所の医者、Dr. コトー….



同じ業界内だけの市場観察になると、同じことをやっているだけに影響を受けやすくビジョンが固まってしまいます。手段は「こうするしかないのかな」と思ってしまう。その息苦しさを嫌います。

どの業界のどのサービスにも必ず決意と創業があって、飛行機が離陸するときのように、走行が安定するまでパワー全開で皆やっきて今があるのだ、と思うと創業者や開業主の勇気にひれ伏します。







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