占い師がいう命にかかわる言葉に惑わされない





きょうは算命学と事実をすり合わせていこうよ、という話。




算命学を勉強していると 教科書ではたびたび不穏なワードに出会います。おそらく算命学宗家の高尾さん由来の言葉なのですが。《病気》とか《死》とか《片親》だとか、なんだか心がザワつくような言葉です。そこに創始者の悪意は一切なくて、そもそも算命学以前に 病も死も、健康も生も、宇宙つまり人間の脳を介さない見方では全てフラットなことがら。ただそうであるだけ。

プレーンな事象に人の情と生きたいという本能を通過させるから不穏や不快感が発生する。死を強く恐れることは強く生きている証です。


たとえば龍高星と鳳閣星の組み合わせ。

この組み合わせは十大主星の二連変化では、最も印象的かも。水火の激突は五行の中でも最大です。しかも陽同士で反発現象が起こる。

[ 鳳閣-火-南方 ] と [龍高-水-北方] は縦線のつながりです。東西横線が肉体に対し、南北縦線は精神の流れなので、そこで衝突がおきれば精神上の葛藤や矛盾を引き起こします。そうなると精神エネルギーが消耗しやすい。よって教科書的には「短命になりやすい」と着地するんです。
(あるいは長寿の鳳閣が剋されている。とみることもできるでしょうか?)



そこで不穏な言葉には「本当にそうなんかい?」と
龍高×鳳閣のサンプルを意識的に採集しておくのです。




1番、印象に残っている人物は私淑している京都の精神病院の元医院長、宇佐晋一先生。
先生もこの組み合わせをもっています。87歳のときに病院は閉院してしまいましたが 90代になられても元患者さんたちで作り上げた会にて月に1度お話しをされています。

あと ドナルド・トランプ元大統領もそうです。


教科書に書いてあることが、ほんとうにそうなっている人をみつけると「たしかに..」と感心しまうんですが、その実例を過大視してしまうと、そうじゃない例をとりこぼしてしまいがち。


いま 1日あたり世界で 38万5千万人 のベビーが生まれている。


今日の生年月日から導かれた命式に龍高×鳳閣が入っていて、その人たちが全員、短命になったら COVID-19 以上の騒ぎ。同じ生年月日であれば宿命は同じだけれど、時代や環境、本人の努力で結果は違うものになる。



(算命学がこの世の真理というテイで話すならば)

そうじゃない例では命式上で何らかのリカバーがあったか 、たとえば 木生火と鳳閣を助ける木性の貫索・石門の存在だとか、本人の環境と努力工夫のおかげでむしろいい方向にいったんやろなあ、と思う。

剋、葛藤がある人は楽にはいかないけれど精神練磨されるんです。うまいこと昇華できれば、楽な人たちがたどり着けない境地に行き着くことができる可能性を秘めている。





時代も大きく変わりました。算命学が高尾義政さんによって日本で公にされたのは1972年。その時代や編纂していたであろう1960年代は自分の好きな仕事をいまより選びにくかっただろうし、心配事があってもネットもないし、精神葛藤があっても「お前がわるい」となるだろうし、親が決めた人生を歩まなければならない状況も多かったと思います。儒教の影響から年功序列も絶対だし、男女の格差もあります。

いま全然違いますよね。精神葛藤があっても、発散したり昇華したりするツールがいたるところにあります。男女関係なく。心配事があっても検索すれば、同じ境遇の人をみつけたり カウンセラーや病院も気軽にいくことができる。資金があれば音楽や芸術に昇華できるだろうし。手前味噌ですが、算命学もある。




インプットとアウトプットを自由にできる世の中。




このような背景から、教科書にのっている、特に命に関わる言葉をそのまま相談者に伝えることは軽率すぎるかなとわたしは思っています。


警戒してね、という意味で伝えることはあってもそこには対処法を添えたいものです。


算命学は驚くほど個人と集団の性質を的確に表現してくれるのですがファクトではありません。時代の変遷を考慮してアドバイスをバージョンアップさせていかなければ。センシティブな表現ほど疑ってみなければ。








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