おかわり珈琲と浄化スプレー




1週間、北海道に滞在していた。

わたしは田舎で菜園をやりたいので、もし気の合う場所があったら住みたいなと
6月に青森、7月に長野、そして北海道へ。

どうして青森・長野・北海道かというと 雪が降るからにつきる。

雪そのものは心が震えるし(うれしくて)、なにより薪を割ってストーブを焚きたい(わい、丁火 )。


温暖な静岡県に生まれ育ったわたしは雪につよい憧れをもっている。


数年に1回、雪がちらつけば連絡網で「ねえっ!外見て!外!」と友だちに知らせた。

雪を見たすぎて、自宅から1時間もかかる御殿場の高校に通った。
御殿場は静岡県だというのに、箱根・足柄といった山間にも近く、雪が積もる可能性が高い地域なのだ。御殿場近くに住む教頭先生が雪を軽トラにつんで校庭に運んできてくれた日は夢のようだった。




っは!

きょうは夢とロマンを語るためにタイピングしているわけではなかった。





前回の記事 では「はからずとも気功整体を体験することになった」話を書いたんだけれど

その気功整体をうけた翌朝4時、荷造りをして、寝不足のまま羽田空港行きのバスにのりこんだ。

こういうことが立て続けにあって、自分の意識が無意識にそちらにむいているのだろうか。

目に見えない精神世界の人と、北海道でも交流があった。





大した話ではないんだけれど、
ちょっと今日はせっかくの土曜日だから。




北海道 鹿追町のカフェでいただいた チョコトリュフを忘れることができなくて、旅もあと1日、という日にもう一度うかがった。宿から車で1時間近くかかったんだけど、平日だというのに席は満杯で、テイクアウトも今日は受け付けていないという。


がっかり がっかり



「かか、トリュフ食べるんだもんねーっ」というと3歳も「かんかんも、トリュフたべるんだもんねーだ」と真似をする


はい、帰り道の車内で、息子の なんでなんでの抗議がはじまります。


かかだってなんで食べれなかったのかわからない!


どういうトリュフかというと、直径3.5cmくらいかな ちょっと大きめで、薄いパリパリのチョコのなかにふわふわで白い謎クリームが入っているという贅沢なものだった。「ポルテ」というチョコ菓子が昔あったけど それをめちゃくちゃリアルにした感じ。
そのクリームは、当然、北海道の牧場で育まれた 生クリームなんだろう。

(翌日調べたら帯広市内の〈菓子の家〉というお店の 〈とかち生トリュフ〉だという可能性。しかし最終日は定休日じゃんよ。わーん。)




で、代替案として グーグルマップに旗をつけといた滞在先の近くのカフェに向かった。


納屋を改装した木造カフェには、わたしたちと入れ違いでお客さんがいて、このタイミングで出ていく。わたしたちだけになった。


トリュフに期待を裏切られた舌をなぐさめたくて、もうなんでもいいからチョコもんを!とガトーショコラと深煎り珈琲を注文。



珈琲のおかわりをお願いしに、1階へ降りた。




店主が、珈琲の準備をしている間、
レメディらしき小瓶が陳列している棚があったので眺めていた。

レメディとは、わたしもそこまで詳しくないし検索してもコレと言った説明が見当たらなかったんだけれど…
お花とか鉱物などの精妙なエネルギーを振ることによって水にうつしたもので、落ち込んだ時、トラウマを回復したいとき、など原材料がもつ効能によってブレンドされた水・アルコールなのである。
(レメディに詳しい方、こんな粗い説明ですみません。)

はじめてレメディを購入したのはオーストリアの薬局だった。ふつうの薬局に、パッケージが魅力的な、しかしそれが一体なんなのか不明の小箱が並んでいて「喉の痛み」に効きそうなものを探していたわたしは 喉(Hals)というワードで1箱購入した。
わたしは、それを「のどぬーるスプレー」的なものだろうと買って、旅行中は のどぬーるスプレーとしてイガイガした喉にシュッシュしていたんだけど 帰国してじっくり翻訳すると、医薬品の成分は一切入っていない。それでホメオパシーという分野があることを知った。

わたしは、そういうものは嫌いじゃなくむしろ惹かれるんだけれど、実際的な効用について半信半疑になっているのか、試しに日本で買った「よく眠れる」処方は「よくわからなかった」んだよね。




店主が戻ってきた。



これ、レメディですか?


「あ、そうなんだけど今は販売していないのねぇ…. これなら売ってるんだけど」

お花のラベルのスプレーがレジの飾り棚に置いてある。30ml


「浄化スプレーなの、こっちは。ヤローをつかっているのよ。ヤローってそこらへんに生えている植物」


わたしはどんな反応をしたのだろう
興味をもっているように見えたのかな


「何かそういうお仕事されているの?」



占い を、すこし…



「え! じゃあこれはとってもいいと思う!試してみる?」


スプレーを手渡される、わい。

え、え、これカラダにふりかければいいんですか?



「そう。いっぱいかけちゃって」


シュッ


「もっと!」


シュッ シュッ シュッ


「もっともっとぉ!」


えっ えっ
心の声 (30mlしか入っていなのに良いんでかっ!?)



「あ、かけてあげるわ」


シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ




(めっちゃかけるやん)




「ほら。流れて行った。いまここ流れて行ったのわかる?」



わかりませんでした。



「流れていったよぉ」



あ、でも軽くなったかも…



「人の相談をきく仕事をしているなら、ぜったいおすすめ。看護師さんとか、よくこれ買っていくのよ。」


「….. あ、無理強いはしてないの。珈琲がちょうどはいっちゃった。置いたらまた戻っておいで。」


そうだ、旅立つ前に気功の整体師にも「塩かレメディを持っておくと、いいかも」と言われたんだった。なんてタイムリーなんだ。


おかわり珈琲を一口だけ飲んで夫にたくし、階段を登っているあいだ暗唱していた商品名をすぐに検索。もう購入するという方向性は決めていて、もし市場に出回っているなら適正価格を知りたい。


効果はよくわからなかった。流れてる!と言われてみればそんな気もするし、何も言われなかったらわからないかも。

もう一度いおう、こういうの嫌いじゃないのよ。




Yarrow Environmental Solution


iherb にあるではないか!よかった。


ホッとしながら1階に戻る。



「石、持っといた方がいいよ。ブレスレットとか、する?」



ブ、ブレスレット..?
しません。



「もし対面でやるんだったら、水晶とか、置いておいた方がいいかも」



・・・。



「あ、無理強いはしてないのよ。」



えーっと、だから占い師さんって テーブルの上に水晶があるんですかね?



「・・・・。え、それはわからない。」



なに小学生みたいなこと言ってんだ、自分。
もうふつうに珈琲のみたい。

石というものは、他人から購買を促されるとちょっと引いてしまう、
石自体を疑っているわけではなく、そういうのは自分の意志で買いたいものだ。




宿に戻るころには 熱っぽい寒さと右耳が気圧でつまっている感じがあった。風邪ひいたか疲れているのかも、と思ったので私は宿でサッサと横になった。

耳はまだ変だけど、嫌な寒さはなくなっていて、わたしはお風呂屋さんへ行った。
お風呂屋さんにつくと GERIの感じがあってトイレへ。

腸の中、全部でた。ぐらい全部出た。


そしていつになく 身体全体がすっきりしている。


自分のエネルギーを壊さない程度の優しいスプレーとのことで、こんな下痢をおこすようなデトックスはないと思うので、たまたまだろうが。でもすっきりしたんだ。






Yarrow Environmental Solution

略して YESスプレー


基材がブランデーだから、ブランデーのにおいが、がっつりする。
電磁波も流せるらしい。

電磁波対策というワードがでるたびに、辰巳天冲殺 かつ 工学部卒 通信系の仕事をしている夫は眉をひそめる (笑)

きょうも電磁波の城にいたであろう帰宅した夫にかけよる、わたし


iherbで届いたよ!かけていい?これかけたら、夫、溶けてなくなるんじゃないかな(ホクホク)


シュッ シュッ シュッ


「うわっ!しょっぱ!」


海塩がはいっているのだ。

夫は溶けてなくならなかった。




さて、人からネガティブな気をもらうとか、そういうのはあるのかもしれないけど、わたしは割と深刻におもっていない。人と生きていくというのは、そういうものだ。
気にしていると、そればっかになってしまうだろう。



あつあつの風呂に入って 寝て、たまに整体にかかればいいと思っている。


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