わたしのインスタグラムでは
子どもがいるであろうことをアルゴリズムが察して
全国の子育て関連の投稿がチラホラおすすめ(?)に出てきます
漫画やライフハック ついつい遊びにいってしまいます
その中で よく見かけるテーマが
配偶者に対する愚痴
子育てに関して 配偶者への不満
女性の投稿が圧倒的に多い
(男性のこの手の投稿はみかけたことがない)
コメント欄を覗いてみると「うちも一緒です」という同調の多さ
好きで一緒になったのに なぜ状況が変わるのか
多くは 好きで一緒になった人なのに
なぜこのような状況になってしまうのか
算命学の視点から 考えると大きく 3つ
① 恋人関係 から 配偶者 に ポジションが変化した
算命学では恋人と配偶者は 別もの として捉えます 東西南北中央とあったときに 恋人は東方、配偶者は西方 です。 東から西にポジション(座)の変化があったことにより 自分と相手との関係性が算命学読解的にも変化する可能性があります。
② どちらかの次元が上がった
どちらかに何かしらの精神向上があると 次元が開きすぎ以前と同じ関係ではいられなくなる
③ 出産を経ることにより 女性が一層現実的になる
算命学は陰陽説なのであらゆるものを陰か陽かに分類します。 女性は陰・男性は陽。 人間誰しも 女性性(陰)・男性性(陽)を持っており 肉体面では明らかにどちらかに割り振られます。 ✷男性(陽)は... 南北縦線 / 空間 / 精神 / 合理性 / 改革 (古きものを壊して新しいものを創造する) ✷女性(陰)は... 東西横線 / 時間 / 現実 / 情性 / 維持 (受け継がれるものを守る) 妊娠・出産・産後 とは 女性の肉体が 独自の器官をフルに発揮する出来事であり 肉体に伴い精神も 上記の女性(陰)につづく特徴を 強調していくとわたしは捉えています。 家庭という男女が同居するなかで ざっくりと役目を論じると 女性は、現実的な事柄を得手とし家庭(現実)を運営することが向いているし意識がそちらに向くといえます。 世間でも「女性は男性より現実的で細かいところに目がいく。そして情的である。」というアーキタイプ通りです。 そして、子どもがこの世に産まれるということは.. ぶっつけの現実... 生命を維持するという リアルの真只中 という状況になります。 栄養・排泄・睡眠・衛生の手助けを怠ると 人間の赤ん坊は生命を維持できません。 海に落とされたら反射的に手足を動かして浮力を維持するように赤ちゃんのお世話は連綿的です。 というわけで 子が生まれて肉体から そうならざるを得ないように 精神面も妻の女性性...現実スキルがアップし、夫とそのギャップが生まれやすいわけです。 ※ ちなみに 算命学では 男女の役割が反転・同等の夫婦 etc.. そのスタイルに優劣をつけません。 (算命学が日本で体系化されたのは昭和期のことなのに、です。)
②は 映画『プラダを着た悪魔』の 主人公アンドレア と 恋人ネイト あのすれ違っている感じです
③は 筆者の仮説
今からは ① 恋人関係 から 配偶者 に ポジションが変化した
について 具体的な解説をしていきます
五行の相生 相剋 比和 をみることにより 自分を取り巻く人物との関係を考察する一種の見方 です。
個人対個人の 相性は 他の観点からも眺めなければ なんとも言えませんが、このシンプルな手段は 初学者の私、実務上かなり参考にしています。
下の図は 算命学の人体星図とよばれるものです。 貫索星 とか 調舒星 だとか 「星」とつく符号で構成された 自分に融合しやすい気の鋳型だと思ってください。ここでいう気とは五行のことで 木・火・土・金・水 = 万物をざっくりと5分類したものです。
これ、十字になっていますが 東 西 南 北 中央 とポジション分けされています。
(鑑定士によっては 左手 右手 腹 頭 胸 とも)
たとえば 南方だったら「目下・子ども」という意味があり、その記載の人物を表すのと同時に、それは自分自身の本質でもあります。
南方は 他に「精神の未来」だとか「モチベーション」だとか 意味合いを含みますがこの記事では割愛します。
恋人 … 東方 (明・外)
↓
結婚 (や、事実婚などそれに準じる男女の形態)
↓
配偶者 …西方 (暗・内)
= 運命共同体!
このように相手の立場が変わると 東から西にチェンジするのですね
なので恋人の考察は東方
配偶者の考察は西方
の星をみます
例題
これはわたしの人体星図
(ご自分の命式チェックは こちら のサイトがおすすめ)
着目するのは 気の流れ と 素材は3つのポジション。
自分 … 鳳閣星 (火) 中央
恋人 … 鳳閣星 (火) 東方 (向かって右側)
配偶者.. 牽牛星 (金) 西方 (向かって左側)
【 解 釈 】 1.この人物は恋人時代にはパートナーに友人感覚で接していたが 結婚したとたん相手を意識し 厳しく接する 2.この人物の恋人となるものは この人物と同等かそれ以下の力量で関係が成り立つ。 そして結婚すると この人物から鍛えられる。 (配偶者の命式が身強なら好ましい)
自分〈鳳閣星〉- 恋人〈鳳閣星〉
の関係は同じ五行の火性です。このような同質五行の関係を比和といいます。 自分と鏡に映った自分というイメージ。相手のことを意識することにより自分を更に意識し、磨き、自分の質がクリアになる。相手が自分と同等の関係であれば平穏を保てますが 相手の力量が自分を上回ると心穏やかではありません。
【 比 和 】 木 - 木 火 - 火 土 - 土 金 - 金 水 - 水
自分〈鳳閣星〉- 配偶者〈牽牛星〉
の関係は 火 剋 金 と火の質〈鳳閣〉が金の質〈牽牛〉を鍛えています。
この鍛える・打つ・制する関係を 相剋 といいます。自分は相手を意識し、疲労します。打たれる方はもちろん、打つ方も疲労するんですね。相剋関係は疲れますがそこには学びがあります。打たれる側の力量が大きければ 打たれていることがむしろ心地良い・気づかないということも..。
【 相 剋 】と そのイメージ 木 -x→ 土 : 木の根が土を制し養分を吸い取る。 土 -x→ 水 : 土によって水が濁る。土に制され水が形状を得る。 水 -x→ 火 : 水によって火が消える。 火 -x→ 金 : 火によって金が鍛え上げられる。 金 -x→ 木 : 金属で木を伐採する。
一方、被験者 夫
自分 … 貫索星 (木) 中央
恋人 … 鳳閣星 (火) 東方
配偶者.. 調舒星 (火) 西方
【 解 釈 】 1.この男性は恋人であろうが妻であろうがパートナーに助力したいと自然に思う。 自分が東方・西方の人物の 力になりたいと 無意識に動く。 2.この男性は 恋人であっても 結婚後であっても 相手に対する接し方は変わらない。
自分〈貫索星〉- 配偶者〈調舒星〉
の関係は 木 生 火 と木〈貫索〉が火〈調舒〉を生じています。この生じる関係を 相生 といいます。水が上から下に流れるように 努力のなしの無意識の流れです。 五行がずっとずっと循環します。
【 相 生 】とそのイメージ 木 → 火 : 火に薪をくべる。有機物の温度が上がると火化する。 火 → 土 : 火が燃焼し 木は灰になり 土となる。 土 → 金 : 土が 凝固・結晶化し やがて鉱物をうむ。 金 → 水 : 岩石・鉱物が潤いを含んだ気を集め汁を流し 金をとかして水となる。 水 → 木 : 水が雨となり木を育む。
これは とある友人
この子は出版業界で働いていて 毎日がむしゃらに仕事をしている。
与えられた仕事に対しては 手を抜けない子。
仕事に誇りと責任をもっていて いかにも牽牛らしいな と思う。
彼女がもし恋人と結婚したとしたら 同格夫婦 というかたちが望ましいという話を伝えた。
- 西方・申酉方向(=配偶者) が欠落している申酉天冲殺なので 妻が夫に従うといった昔ながらの夫婦関係ではなく、友人夫婦・同志夫婦が好ましい (配偶者を 精神的には 東方にしてしまう。エアー東方)
- 自分と配偶者の関係性をみると比和。やはり同格夫婦のかたちが彼女にとっては自然。配偶者を意識して自分の身だしなみを整えたり 夫がそうした分だけ 自分も仕事に向き合うこと、収入を得ること。
相生 相剋 に吉凶なし
ラスト
「愛妻家 有名人」でググると ランキング記事がでてきてヒロミさんが1位でしたので ヒロミご夫妻を!
まずヒロミさん。愛妻家ランキング1位だったので 相生がくるかと思われるでしょう。
しかし 水 剋 火 と 配偶者を鍛えています。
水火の激突は 五行の中で 1番激しいもの。
この場合は鍛えているというか大量の水で火を飲み込んでいるイメージ。
奥さんはどうなっちゃうの〜 と思いきや
驚きなのが松本伊代さんの命式。
わたし4年は命式見漁ってきたけど こんな強い命式をみたの1人か2人。
この方、王者の星こと天将星を2つもお持ちで、しかも残りは 天将星に準じる 天禄星ときている。
しかも (画像はないけれど)陰占では 日干支「丙午」丙は陽の火、午も陽火で季節は夏のピーク。
丙午は 強すぎる日干支です。
これだけみても 熱烈な 火!火!火!
伊代さんだけでは このエネルギー、アンバランスです。
ヒロミさんもエネルギーが相当強い人。
(人体星図のみの考察で)
ヒロミさんにコントロールされることにより 伊代さんご自身が安定する。
これは極端すぎる例だけど 相剋=不仲 というわけでは決してなくて。
おわりに
夫に対してわたしは脳直で喋っています
脳で発生した感情・意見は 加工せずに伝達
しかし
夫に「結婚してわたし何か変わった?」と聞いたら
「柔らかくなった」と。
夫が鈍感なのもあるでしょうが
この気の流れ、結局は「自分の世界」での認識なのかもしれないと思います。
自分では「そのように感じる」と。仏教の唯識論のような。
あるいは 守護神法といって中庸をもたらしてくれる わたしの守護神「甲・壬」が西方の蔵干に集結していることもあるでしょう。
西方の人物(=配偶者) により 中庸を得て その姿は 他者からみたら柔らかいと見える。
宿命二冲殺のわたしは 理論上 西方と天頂しか 行き場がないです
夫がいないと もうずっと前から
わたしは どう生きていけばいいか 精神上もはやわからない
それでも明日からも 西方に向かい ピーピーギャーギャー 騒ぐんだと思います