【五行説】算命学で考察するアトピー性皮膚炎(2)



2021年6月28日【五行説】算命学で考察するアトピー性皮膚炎
という記事を投稿しました。


「皮膚(触覚)は 中央・土性」ということを前提として

土が旺じた命式の夫を例に
相生相剋理論でアトピーを語り
算命学者の視点で対策を考案した記事でした。




それが、先週読み始めた現存する中国最古の医学書
『黄帝内経素問』を読んでいたところ
その中では 皮膚は金性 のようです。

つぎのとおりです。

秋は西方の白色、五臓では肺に通じ、その穴は鼻、秋は精気が肺に集中していますから、病むと背に異常を生じます。その味は辛、その分類別は金、家畜は馬、穀物は稲、天空では太白星(金星)であります。故に、秋の病は皮毛にあることがわかります。その音は商、その数は九、その臭いは腥(なまくさい)であります。

素問 / 小曽戸丈夫 訳



肺・皮膚・鼻、と たしかに、気管支喘息・アトピー・鼻炎 は併発するイメージがありますし、実際に 夫は幼少期に小児喘息とアトピーをもっていました。これは納得です。

また肺は、出す・入れる という視覚にも分かりやすい変化があります。
肺は西方、西方は秋、秋は金性。
鎌が稲を刈り取るように金性は物事を変化させます。
また、十大主星の〈車騎〉〈牽牛〉にみられるように西方・攻撃の本質は「一気に攻めサッと引く」こと。これも変化です。鼻は肺に通じており、肺の出し入れする空気の通り道。
そう考えると、皮膚もなるほど、老廃物を汗や脂にして外に出したり、皮膚に何か塗れば吸収するという出し入れがある。



改めて ネットで「皮膚 五行」で検索すると漢方医・薬剤師さんを中心に 皮膚=金性 として考察しているところの多いこと。皮膚を金性とする場合、土性は肉という分類。



その中でも、アトピー性皮膚炎 ひとつとっても

  • 秋冬に悪化するカサカサ肌の燥のアトピー
  • 梅雨から夏にかけて湿度や汗により悪化する湿のアトピー


と、湿・燥 の2分類など

炎症の出方のタイプによって生薬を使い分けている漢方薬剤師さんのブログを発見して感動するのと同時に、自分が近視眼的な見方をしていることに気づきました。なかにはアトピーを 5分類している薬剤師さんもいらっしゃった。面白い!

病気になったら専門家を頼ろう。算命学は思想の応用と処世術であり 科学でも臨床でもない。




そうか。アトピーひとつとっても個性がある。

そもそも、アトピーは皮膚炎だけれども、原因明確な、一様の病状をもって 「アトピー」とされているわけではないのだと大塚先生の本に記載されていたと記憶しているし(この本、売ってしまい手元にない) 以前、子どもを診察してくれた皮膚科医にも説明されたことがあります。




アトピー性皮膚炎 atopic dermatitis の atopic とは
ギリシャ語では atopos を語源とする。
その意味は「奇妙な」

アトピー性皮膚炎は,増悪と軽快を繰り返す瘙痒の ある湿疹を主病変とする疾患であり,患者の多くは「アトピー素因」を持つ. 特徴的な左右対称性の分布を示す湿疹性の疾患で, 年齢により好発部位が異なる

日本皮膚科学会 ガイドライン 2018


このように 結構漠然としています。
クラゲに刺されたからポツポツして赤い、とか 特定の細菌に感染したから「○○」という、因果がはっきりしたものではない。だから皆苦戦する。因果がはっきりしないものは不安になる。なにかにしがみつきたくて因を仮定したくなる。「シャンプーを変えたから?」「母乳をやらなかったから?」「会社のせいだ」etc..
そして寛解と悪化を繰り返すために、民間療法や食事療法をトライしているときに偶然寛解すると、それを「民間療法で治った!」と納得し、それが口伝する。(ほんとうに効いたかもしれないし、そうではないかもしれない)





実は、6月のアトピー記事を「体質占技を習得して、自分の理に納得できたら書き替えよう」と一旦非公開にしてしまったのです。けれど、さきほど戻しました。

というのは、本日 夫が腰痛のため針治療に行ったのですが、どうやら別件で鍼師が五行を使って説明をし始めたそうで、皮膚の五行について悶々としているわたしを知っている夫は「皮膚の属性は?」と鍼師に尋ねると「」と。

鍼師の板書



なお、鍼師は患者の妻が算命学を学んでいるとは知りません。
「言えばよかったじゃん!」と夫に叱責。
なぜ言わないの!話がはずむのに笑





そもそも、なぜ わたしが記事で 皮膚を土性としたかというと四柱推命を独学していたときに皮膚は土だと強く記憶していたためです。

そしてなぜ強く記憶していたかというと、
皮膚を土とすると 痒みへのアプローチが、(西洋医学の) アトピーの標準論、
アトピーの人間が体感する実生活と一致していたからです。

アトピーの痒みを 和らげてくれるもの

冷やすこと .......水性・寒 ...... 土 剋 水
保湿すること ......木性・湿 ...... 木 剋 土



アトピーの痒みを 悪化させてしまうもの

暑すぎること ........ 火性・暑 ...... 火 生 土
乾燥すること ........ 金性・燥 ...... 土 生 金
季節の変わり目 ..... 土性・土用





算命学では体質占技という占技があり、わたしはまだ、そのステップにいません。
それでも位相法と五行の基礎理論をつかって考察することはできます。

皮膚は金性か、土性か
という葛藤にぶちあたったときに わたしが出した考察は

表皮側 は金性
真皮側 は土性



です。「どちらも皮膚である。
そして土と金は、相生母子の関係なので切っても切り離せない。




そもそも五行の分類とは、万物をざっくりと人間の視点で大まかに分類したものであり、論者によって分類が異なることもあります。
ひとつ言えることは、「皮膚」という器官にも 木火土金水があるということ。

皮膚の役割を直感で5分類してみました。

  1. 保護 外界の刺激から体内を守る (木性)
  2. 排泄 体内の老廃物を汗として流す。また内臓の不調を湿疹として表現する。(火性)
  3. 貯蓄知覚 皮下に脂肪を蓄える(土性) 触覚や痛覚、温覚・冷覚、かゆみなどの感覚をとらえる(土性)
  4. 体温調節 暑いときには汗を出して体温の上昇を防ぎ、寒いときには立毛筋を収縮させて体温が奪われいようにする (金性)
  5. 分泌 脂を分泌し守備につなげる (水性)

樹木にだって火土金水がある。人間にも 木火土金水 がある。ゆえにこのように五行で中医学を語れて、命学で運命や性格を語れるわけです。





体質占技…とても楽しみにしています。






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